MT4(メタトレーダー4)のEA(エキスパートアドバイザー)を活用してFXトレードをする方のために、「ドテン注文」という手法を説明します。ドテン注文は、持っているポジションを決済して反対のポジションに入れ替える注文であり、難易度は高めですが使いこなせれば大きな利益を得られるチャンスがあります。ドテン注文にはメリットとデメリットの両方がありますので、MT4のEAでFXトレードをする方はご参考ください。

ドテン注文では、「ドテン買い(ドテンロング)」と「ドテン売り(ドテンショート)」の2種類があります。ドテン買い(ドテンロング)では、売りポジションを決済し、新しく買いポジションを保有します。相場の底が見えた時にドテン買いをして成功すれば大きな利益が得られます。ドテン売り(ドテンショート)では、買いポジションを決済し、新しく売りポジションを保有します。ドテン買いの反対ですので、相場の天井が見えたタイミングでドテン売りをすれば成功しやすいです。

ドテン注文では、予想通り相場の天井あるいは底にぴったりハマれば、大きな利益が得られます。天井だと思ったら決済し売り注文、底だと思ったら決済し買い注文、という流れを繰り返せば理論上は利益を出し続けることができます。サポートラインやレジスタンスラインを活用してトレンドの入れ替わりを見極めると有利にドテン注文ができます。しかし、レンジ相場が続けば効果的ですが、トレンド相場に変わった際には大きな損失となる可能性もあります。現実的にはレートは常に動き続けますし、だましが発生する可能性も少なくありませんのでそれなりのリスクがある手法だとお考えください。ドテン注文の難易度は高めになりますので、MT4のEA初心者には難しい手法であるといえます。

ドテン注文は、損失が出ている際に取り戻す目的でも使えます。自分のポジションの含み損が増えた場合、ドテン注文をすることですぐに損失を取り戻すことができます。例えば、経済指標で発表された内容が予想外でエントリー方向と違っていた場合、急いで損切りしなければ損失が広がってしまう恐れがありますが、ドテン注文なら保有ポジションを損切りすると同時に逆方向のポジションにエントリーすることができ、損失の縮小さらには逆方向の流れに乗って利益に切り替えられる可能性が期待できます。しかし、ドテン注文した結果、また逆方向に動いてしまった場合はさらに損失が広がるという危険なリスクもあります。最初のポジションが損切りになって、ドテン注文したポジションも続けて損切りになってしまうことを「往復ビンタ」と呼びます。往復ビンタは損失が繰り返されて悪循環に陥ってしまうので、冷静さを失ってしまいさらに損失が膨らむトレーダーもいます。ドテン注文の際は往復ビンタのリスクは常に意識しなければなりません。

ドテン注文が効果的な状況は、先ほども述べたようにレンジ相場の場合、そしてブレイクアウトの場合が考えられます。レンジ相場では、一定のレンジで上下を繰り返しており横ばいになっている状態ですが、動きが一定になっている状態で各国の経済状況の変化などで大量の資金が投入されると一気に相場が動くことがあります。また、各国の経済状況の変化などにより相場が急騰または急落した後、さらに上がるか下がるかで停滞している状態では、チャンスでもありますがリスクが高い状態でもあります。ブレイクアウトは、一定のレンジの動きからサポートラインまたはレジスタンスラインを抜ける動きですが、これらのラインを抜ける時は損切のタイミングであり、同時にドテン注文すればトレンドに乗り換えることができると期待できます。

FXには、さまざまな取引がありますが、EA(エキスパートアドバイザー)を利用すれば自動で取引が行われます。MT4EAの無料配布サイトであれば、すべて無料でEAがダウンロードできます。